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年間でいくら損益分岐点が下がるか?

ここでも、
その通貨の金利をよりシンプルに考える方法を紹介したいと思います!

ところで、損益分岐点って意味わかりますよね?(笑)

念のため、損益分岐点の意味を説明しておきます!

具体例で言うと、
たとえば米ドル/円を105円で1万ドル買ったとして、
スワップが1万円付いているとしたら、
損益分岐点は104円になります。

つまり104円以上は利益が出て、
104円以下は損失が出る、
104円でちょうど損益が±ゼロになる、という点です。

もしスワップが全く付いていないとしたら、
損益分岐点は105円になります。
(わかってた人、かったるい説明してごめんなさい、、(汗))

ここで紹介する方法も決して絶対的なものではありませんが、
初心者でも直感的に金利を実感することができるのでおすすめな方法です。

まずこの方法を紹介する前提知識として、
次のことを説明します。

 スワップの付き方には大きく2種類ある
毎日もらえるスワップ金利ですが、
スワップの付き方には大きく2種類あります。

まず1つ目は、購入レートはそのままで、
毎日スワップ益が付加されていくタイプです。

当サイトで紹介している業者では、
マネーパートナーズセントラル短資外為どっとコムなどが、
これにあたります。

為替損益+スワップ益=利益合計

となるタイプです。

為替損益とスワップ益を別に考えるので、
初心者にはわかりやすいですが、
慣れてくると損益分岐点の計算が面倒になってきます、、(笑)

これに対して、2つ目は、
毎日スワップ益分購入レートが下がっていくタイプです。

当サイトでは値洗い型ロールオーバーと呼んでいて、
Hirose-Traderなどの業者がこれに当たります。

スワップ益も為替損益に加算してしまうので、
受け取りスワップ額はわからなくなりますが、
すべて為替損益で考えることになるので、
常に「現在のレートが購入レートより高ければ利益が出る」、
という状態になり、購入レートがそのまま損益分岐点になります。


上記2パターンはそれぞれ好みもあると思うので、
どちらがいいということではありませんが、
今回紹介する方法は、後者の考え方を使います。

スワップ金利が毎日付与されることによって、
毎日購入レートが下がり、損益分岐点が下がっていくのですが、
この考え方で1年後に購入レートは何円になっているか?を考えます。

たとえば、トルコリラ/円の場合、
金利で年間約15円も購入レートが下落します。

ということは、1年後にトルコリラ/円のレートが15円以上下がっていなければ、
利益が出るということです。

逆に言えばもし買い場を待つつもりで、
様子を見て、1年間経ってしまったとしたら、
当初より15円以上安いレートで買えなければ元が取れないことになります。

買い場を待つか、少しでも早く買って金利を受け取るか?と考えたときに、
年間何円購入レートが下がるのか?を考えると、考えの助けになると思います。

さらにこのことから言えるのは、
金利の高い通貨ほどテクニカル分析を軽視してもよい
ということかもしれません。

どの通貨ペアでも一様にテクニカル分析をするのではなく、
どんどん購入レートが下がっていくトルコリラ/円のような通貨ペアでは、
他の通貨ペアよりテクニカル分析の比重を低くしてもいいと思っています。
(ただ、これはあくまで為替バカのスタイルです、、(汗))

逆に米ドル/円のように、
年間で下落する購入レートが約3.3円くらいのもので、
これから1年間で、今のレートより3.3円以上安いレートはつけるだろう、
と思ったら、買い場を待ってもいいかもしれません。

この年間でいくら損益分岐点が下がるのか、ということを当サイトでは、
年間下落購入レートと呼んでいます。

年間下落購入レートは、
「通貨を分析する!」の、
通貨ペア徹底分析の各通貨のページに掲載していますので、
参考にしてもらえればと思います!