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スワップ派の心得

年間スワップ金利/HVの弱点

年間スワップ金利/HVで、複数の通貨を比べてみると、
どの通貨が一番投資効率が高いのかが判断できます。

しかし、実はこの年間スワップ金利/HVは、
レートが急上昇しているような通貨ペア(相場)は、
大きな利益(為替差益)が出るにもかかわらず、低く出てしまいます。

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よく考えるとそうですよね、、

だって分母はヒストリカルボラティリティですから、
為替レートの変動が大きい通貨ペア(相場)は、指標は低くなります。

本来ボラティリティが大きいというと、
上がるときはいっきに上がるけど、
下がるときもいっきに下がるという性質をイメージします。

しかし、変動は大きいけれども、
上下しながらもほぼ一本調子で上がっている、という状況も起こりえます。

こういった場合、変動が少なく、
レートが安定している通貨ペアよりボラティリティが大きくなり、
年間スワップ金利/HVは低くなってしまいます。

つまり、最も利益を出せるシチュエーションである、
為替レートが大きく上がって、かつスワップ益も得られるような状況で、
この指標は低くでてしまうということです。

ですので、この指標プラス、
過去1年分の為替レートもみながら考えなければなりません。

これは、前ページで触れたシャープレシオにも言えることです。

ファンドがどれくらい優秀かを判断するのに、シャープレシオを使ったりしますが、
勢いがあって、毎年驚くようなリターンを残しているファンドはシャープレシオは低く出ます。

つまりレートの急上昇はボラティリティが大きく出る
ということを頭の隅に入れておかなければなりません。

ただ、自分はスワップさえもらえれば御の字だから、いくら為替差益が出るとしても、
やっぱりヒストリカルボラティリティは低い方がいい!というスタイルなら、
一貫して年間スワップ金利/HVが高い通貨ペアを選べばいいと思います。
(為替バカはどちらかというとこのスタイルです。)

リスクを排除することが重要ですから、
不確定要因が大きくなるヒストリカルボラティリティが大きい通貨ペアを避け、
スワップ益だけを狙うというのも為替バカは悪くない戦略だと思っています。