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メルマガバックナンバー2007年12月13日号:トルコリラがユーロに統合されたらどうなるの?
こんにちは!
V6の岡田君と同じ出身地の為替バカです!
でもよくイノッチに似てると言われます!(笑)
今日は先日サイトの方で取り上げて、
反響が大きかったテーマを書きたいと思います。
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■トルコリラがユーロに統合されたらどうなるの?■
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あまりネット上や書籍にこのことについての情報が少ないのですが、
ユーロ圏の通貨がユーロに統合された場合、
トルコリラやアイスランドクローナなどのポジションを保有していた場合、
一体どうなってしまうのでしょうか?
スワップ運用をする場合は、
大前提として、長期投資することを想定しますよね?
売買があまり得意でなくても、
長年保有していれば、金利が為替差損をカバーしてくれます。
しかし、この「長年保有する」という前提が、
トルコリラやアイスランドクローナなどの、
ユーロ圏の通貨の場合は、成り立たない可能性があります。
トルコリラやアイスランドクローナは、
もしEU加盟後にユーロに統合された場合は、
決済しなければなりません。
ユーロ統合が決定された段階で業者によって期限が設定され、
その期限までにユーザーが決済しなければ、
最終的にそのときの為替レートで、業者が強制決済します。
これって知ってました?
意外とあなどれないリスクではないですか?
最近の例では、マルタリラとキプロスポンドがユーロに統合され、
JNSでは期日が決められ、強制決済されています。
実際のお知らせ画面です↓
http://fffx.net/images/mag001.gif
ユーロ統合時の扱いは、
業者によって違うかもしれませんが、
JNS、ヒロセ通商などのSAXO系、
ATF-FX、R-THREEなどのGFT系は、
期日を決め、強制決済されるようです。
ですので、もし、トルコリラが数年後にユーロに統合されるとすれば、
トルコリラは数年間しか保有できないということになります。
トルコは現在EU加盟申請中、
アイスランドはEU加盟に否定的です。
イギリスは、2003年に行われた経済テストで、
通貨にユーロを採用するメリットは無いという結果が出ています。
為替バカ含め、皆さんおそらく興味がある、
トルコリラについてのニュース記事を抜粋すると、
以下のようなものがあります。
2007年3月1日のニュースでは、
トルコ工業・企業家協会(TUSIAD)は、
2014年1月1日を当面のEU正式加盟の目標日程として設定することを明らかにした。
とあり、
2007年3月23日から2007年3月25日あたりのニュースでは、
EU議長国ドイツのメルケル首相は、
フランスのル・フィガロ紙のインタビューで、
「トルコのEU正式加盟という期待は50 年後(2057年)でも難しい」と述べた。
とあります。
目標で2014年ですから、おそらく2014年以前に、
トルコがEUに加盟する可能性は少ないとみてよさそうです。
さらにEUに加盟しても、
即座にユーロに統合されるとも限りませんから、
為替バカは少なくとも2014年まではトルコリラが流通しているだろうと、
考えています。
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為替バカ
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