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スワップ運用をする前の心得年利10%でも長期継続で大金持ちになれる!
このサイトを見てくれている人は、
おそらく他のFXのサイトも見ているでしょうから、
すでに頭が麻痺してしまっているかもしれません(笑)
現在ネット上のサイトや、数々のFX関連書籍などが多数出回っていますが、
これらの多くが、年利100%とか、数十万をたった半年で数百万にした!なんて情報ばかりです。
しかもこういった成績を達成するために、
初心者の自分でも毎日1時間チャートを見るだけで簡単に成功できた、
という類の話が多いのです。
こういった情報を見て、FX初心者の人たちは
「初心者でも年利100%っていけるもんなんだ〜、
じゃあ自分はちょっと控えめに、まずは年利50%を狙っていこう!」
なんて思ってしまうのも、仕方ないようにも思えてしまいます。
ネット上や書籍で書かれている著者の驚異的なパフォーマンスに、
おそらく嘘はないのでしょうが、ひとつだけ、ものすごく重要な落とし穴が隠されています。
それは、長期継続できる実績かどうか?という点です。
仮に年利100%を達成していたとしても、
それがたった1年だけとか2年だけなら、それほどすごいことではありません。
年利100%を狙っているということは、
それなりのリスクを取っている可能性が高いわけですから、
ちょっとしたトレードミスで、利益分が吹っ飛ぶ可能性も高いわけです。
ですので、驚異的なパフォーマンスを数年間あげた人が、
相場の激変によって全財産を失うというパターンが非常に多いのです。
これは、年利100%を達成しました!と言っている、
サイトや書籍の著者の方も気づいていない場合があるため、
それを読んでいる読者が気付かないのはある意味仕方ないことなのかもしれません。
しかし、あまりに高い年利を狙いすぎると、
数年間はうまく行っても、近いうちに破産する可能性が高いということは、
まぎれもない事実ですので、それを認識しておかなければなりません。
なぜ為替バカにこんなことが言えるのかというと、
アメリカ経済誌フォーブスの2009年の世界長者番付の第2位の、
著名バリュー投資家であるウォーレンバフェットの平均年利は、23%程度だったといわれているからです。
つまり、もし年利100%で長期間破産せずに継続できている人がいるとすれば、
その人が現在ウォーレンバフェットよりもはるかにお金持ちでなくてはおかしいのです。
逆に言うと、現在平均年利23%以上の年利を数十年にわたって継続できている可能性がある人は、
1位のビルゲイツ以外は一人もいない、ということになります。
ビルゲイツは投資で財を成した人ではありませんから、
実質一人もいないと言ってもいいでしょう。
さらに言えば、もし今自分が年利100%などの驚異的なパフォーマンスを、
ここ1、2年の間達成できているとしたら、
現段階ではすごいことではあるのですが、気をつけた方がいいということです。
その調子で成功し続けることができた人が、今だに存在しないからです。
ここまで読んで、「いや、自分はこのままうまくいくかもしれない!」と思っている人もいるかもしれませんが、
これは統計学的な観点で書かせてもらっていますので、
確率的にはかなり低い確率であるということは認識しておいた方がいいと思います。
将来ウォーレンバフェット以上の投資家が現れないとも限りませんので、
可能性が無いことは無いかもしれませんが、ものすごく難しいことなのです。
これは、500万円の資金を年利10%の複利運用で40年間運用した場合の資産推移のグラフです。
500万円が20年で3364万円に、40年で2億2630万円なっていることがわかります。
20年で3364万円と聞くと、サラリーマンの生涯賃金が2億から3億といわれていますから、
大したことないと思うかもしれませんが、それは違います。
サラリーマンは生涯で2億から3億を稼ぐかもしれませんが、
日々消費しながら稼いでいくため、ほとんどのサラリーマンが生涯一度も貯蓄額3000万円を超えることはないのです。
ですので、初心者がいきなり年利50%を狙うようなことをしなくても、
年利10%であっても時間を味方につければ十分な額の利益が出るのです。
まずは今までのいろんな情報を一旦冷静に考えて、
年利10%でも長期継続すればすごい資産になる、ということを認識してほしいと思います。