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その前にFXってなに?

実は為替レートは、FX業者によってちょっとだけ異なります

特に株をやっていた人は、ものすごくしっくりこないと思うのですが、
タイトルの通り、為替レートはFX業者によって少しだけ違います。

ですので、A業者よりB業者のレートの方が高い!
ということが起こりえます。

たとえば、この記事を書いている現在の米ドル/円のレートは、

業者名 為替レート
Bid Ask
外為どっとコム 120.61 120.65
マネーパートナーズ 120.61 120.64
ひまわり証券 120.61 120.66
*Bidは売値、Askは買値を表しています。

このように微差ではありますが、
為替レートが全業者全く同じ瞬間というのはありえません。

なんでこんなことが起こるのか?というと、
為替取引きが相対取引きであるということに起因しています。


 相対取引きってなに?
これが株取引と為替取引きの最大の違いと言っても過言ではないと思うのですが、
株取引は東証や大証などの取引所を通して取引する取引所取引、
為替取引は業者と顧客が1対1で取引する相対取引になります。

株は取引所を通して1株500円で売りたい人が何人います、499円で買いたい人が何人います、
ということを公表しているので、
自分が買った値段が市場価格から著しくかけ離れていることを心配する必要はありません。

どこの証券会社で買っても、同じ会社の株なら全く同じ値段で買うことができます。

これに対し、為替取引は、
最終的な取引は業者と我々顧客が納得した価格ならいくらで取引してもかまいません。

別にみんながいくらで取引していようと、
当事者同士(業者と顧客)が納得すれば、その価格で取引が成立します。

そのため、取引する人同士で為替レートが違います。

こういった取引手法を相対取引とか相対売買と言います。

株式市場における証券会社は売買の仲介をし、
外国為替市場におけるFX業者はお客の売買の相手をしているのです。

これが株式市場と外国為替市場との大きな違いです。


業者間による為替レートの違いはそれほど大きなものではなく、
なるべく安いところで買おうという発想は一切除外してもらって問題ありません。

もし、一番安いところで買えたとしても、その分売値も安いわけですから、
利益に全く影響はありません。

なるべく安く買って、なるべく高く売ることが重要ですから、
買値の安さよりも、スプレッドの狭さの方が重要になってきます。