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最低限必要なスワップ派の知識スワップってなに?
このサイトはスワップ派に特化したサイトですので、
スワップ(スワップ金利)が何のことかわからなければ、全く意味のわからないサイトになってしまいます!
ということで、このページでは、スワップとは何か?ということを説明します。
FXでは円を借りてきて、その借りて来た円を使って、ドルを買うことができます。
株の信用取引なら、お金を借りてきたら、
年率2、3%の金利を支払わなければなりません。
当然FXで円を借りた場合も金利を支払わなければならないのですが、
借りた円でドルを買う場合、ドルの金利は受け取ることができます。
つまり円の金利を払って、ドルの金利を受け取ることになるので、
円より金利の高い通貨を買った場合は、金利を受け取りつづけることができるのです!
2008年8月現在の日本円の政策金利は0.5%、
米ドルの政策金利は2.00%です。
ということは、受け取る金利は、
2.00%−0.5%=1.50%
年利1.50%の金利を受け取ることができます。
この金利のことをスワップ金利とか、スワップ、スワップポイントと呼んでいます。
これが基本的なスワップ金利の考え方です。
そして、実際にはスワップ金利は各業者のスワップレートのページに明示されていて、
1万通貨または10万通貨を1日もった場合につく金利が掲載されています。
たとえば、2008年8月23日現在、
外為どっとコムで米ドルを1万ドル買って1日持てば、50円の金利が付きます。
これを1年分に換算すれば、だいたい米ドル/円の場合は1.50%くらいになります。
1年でもらえる金利は、
50円×365日=18250円
これを現在のレートを110円としてパーセントに換算すると、
18250円÷(110円×1万)≒1.66%
ということで1.66%の利子がもらえることになります。
政策金利差の1.66%より高くなっていますが、
これはここ数日ドル/円のレートが急激に下がっているためだと思われます。
(分母が小さくなっているので、金利が高めに出ています。)
各業者のスワップポイントというのは、数日遅れた値を反映するので、
本当なら1.50%より少し少なくなると思います。
どうして1.50%ぴったりにならず、少し低くなるかというと、
ロールオーバーコストというものがかかっていたり、
市場取引金利の需給が影響してきたりとかなり複雑ですので、
ここではそういったことはあまり気にせず、大体政策金利差になるんだ!と思っておいてください!
以下は各国の政策金利から対円のスワップ金利を計算した表です。
国名 | 政策金利 | 円とのスワップ金利 |
日本円 | 0.50% | − |
ユーロ | 4.25% | 3.75% |
カナダドル | 3.00% | 2.50% |
英ポンド | 5.00% | 4.50% |
米ドル | 2.00% | 1.50% |
豪ドル | 7.25% | 6.75% |
NZドル | 8.00% | 7.50% |
南アフリカランド | 12.00% | 11.50% |
現在日本の金利は非常に安いので、
どの通貨を買っても日々金利を受け取れるということになります。
上記の表では対円のスワップ金利ですが、
もちろんポンド/フランを買った場合は、
ポンドの政策金利−フランの政策金利=スワップ金利
となります。