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最低限必要なスワップ派の知識スワップが売り買い両方プラスの場合は?
「売りと買いの両方がマイナススワップになっていることがある!?」では、
スワップが両方マイナスに表記されている場合の考え方について書きました。
では、両方プラスに表記されている場合は、どう考えればよいでしょうか?
実はこれも全く同じ考え方でいいのですが、
両方プラスの場合は、買い持ちでスワップを支払う通貨の場合です。
ロールオーバー時のレートが売りでも買いでも少し加算されるわけですから、
買った時のレートより、少し高く買い戻すことになり、
毎日スワップ金利がマイナスされていくことになります。
(逆に売りでは毎日スワップ金利が加算されていくことになります。)
通常通貨ペアは、「ZAR/JPY」のように、通貨/通貨の形で書きます。
そして、金利が、
左の通貨>右の通貨の場合は、売りスワップ買いスワップ共にマイナス表記、
左の通貨<右の通貨の場合は、売りスワップ買いスワップ共にプラス表記、
ということになります。
と、仕組みはいろいろややこしいのですが、
覚える際はスワップの絶対値が小さい方の取引をした時が受け取りになる、
と覚えておけば混乱しません。
たとえば、
通貨 | 買いスワップ | 売りスワップ |
ZAR/JPY | -36 | -41 |
この場合ならZAR/JPYの買いで36円の受け取りになり、
通貨 | 買いスワップ | 売りスワップ |
USD/MXN | 5.5 | 4.5 |
この場合ならUSD/MXNの売りで4.5MXNの受け取りということになります。
受け取りの単位は通常右の通貨の単位になっています。
(たまに円換算してくれているところもあります。)
大抵の業者では受取をプラス表記、
支払いをマイナス表記というように、初心者向けの表記にしてくれていますが、
沢山の通貨ペアを取り扱っているところなどは、
主要通貨ペア以外はインターバンクの表記法になっていたりします。
ただ、両方マイナス表記の場合も、両方プラス表記の場合も、
絶対値の小さい方の取引をした時が受け取りになる、
ということだけ押さえておけば、
おそらく混乱することはないと思います。