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最低限必要なスワップ派の知識じゃあ、スワップ一覧の売り買い両方がプラスになっている場合は?
前ページでは、売りポイント-0.0055、買いポイント-0.0044の場合、
売りポジションでは毎日55円の支払い、
買いポジションでは毎日44円の受け取りになる、
ということを説明しました。
では、たとえば以下をご覧下さい。
これは同じくヒロセ通商のスワップ金利一覧の、
AUD/MXNになります。
ポイント表記の方に注目してほしいのですが、
両方プラスになっています。
この場合はどうなるのでしょうか?
これも同じ理屈で考えれば謎が解けます。
ポイント表記の場合は、ロールオーバー時にどれだけ、
レートが増減するかを表しているのですから、
両方プラスの場合は、売りポジションで高く売りなおし、
買いポジションで高く買いなおす場合です。
つまり、売りに有利な通貨ペア(売りで受け取りの通貨ペア)の場合ですね。
2008年8月現在、
豪ドルの政策金利は、7.25%メキシコの政策金利は8.25%です。
右の通貨のメキシコペソの方が高金利なため、
売りポジションでスワップの受け取りになるのです。
この理屈で考えれば、
すべての謎が解けると思います(笑)
もし、、
上記のように、売りポイントがマイナス、買いポイントがプラスになっている通貨ペアは、
売り買い両方のポジションで、でスワップ支払いとなります。
(こういったケースは例外的になります。)
こういった通貨は通貨の流動性の問題、もしくは、
国の政策で通貨の規制が厳しい場合、
ロールオーバーコストだけが大きくなり、
売り買い両方のポジションでスワップ支払いになることがあります。
仕組みはちょっとややこしいですが、
スワップの絶対値が小さい方の取引をした時が受け取りになる、
と覚えておけば混乱しません。
またヒロセ通商の場合、
従来通りの表記法で記載されたスワップ金利一覧は、
円換算されたものになりますが、
ポイント表記の方は円換算されていないものになります。
たとえばAUD/MXNなら、ロールオーバーで、
何メキシコペソ高く売りなおせるか?高く買いなおすことになるか?
ということになります。
単位が円ではなく、右の通貨になります。
AUD/MXNならメキシコペソ、USD/JPYなら円、
CHF/TRYならトルコリラです。
このあたりも気をつけなければなりませんね。