スワップポイントの一覧表は、
各業者のホームページに掲載されているということを書きました。

このスワップポイント一覧表ですが、
たいていどの業者も日々更新していて、日によって値が変動します。

ですので、
昨日まで豪ドルを1万通貨持てば1日あたり81円もらえていたのに、
今日からは80円になるということも十分にありえます。

スワップが変動する要因としては、
大きく次の2点があります。

為替レートが変動した場合

一つ目は為替レートが変動した場合ですが、
こちらの方が頻繁に起こります。

たとえば、今、豪ドル/円のレートが80円だとして、
これの3.65%がスワップ金利の場合、
豪ドル/円を1万通貨もった場合の1日あたりの金利は、

80万×3.65%＝29200円

29200円÷365日＝80円

80円となります。

もし政策金利差が変わらなくても、
為替レートが変動して豪ドル/円が70円になったとしましょう。

この場合の1日あたりの金利は、

70万×3.65%＝25550円

25550円÷365日＝70円

70円となります。

スワップは為替レートによって変動するので、
豪ドルの価値が変われば、スワップも変動します。

政策金利差が変動した場合

たとえば2013年2月現在、
豪ドルの政策金利は3.00%、円の金利は0.10%です。

この金利差がスワップポイントを決定していますので、
当然この差が変動すればスワップも変動します。

これは国が政策金利の変更を行ったときしか起こりませんので、
それほど頻繁に起こることではありませんが、
1年間ずっと同じ金利差ということは、ほとんどありえません。
（最新の政策金利についてはこちらを参考にしてください）

上記2点からいえることは、
為替レートが安いときに買ってその後高くなれば、
スワップポイントも高くなるのでお得、
政策金利差が逆転してしまうと、スワップが支払いになってしまう、
ということですね。

あたまの片隅にでも入れておいてもらえればと思います！