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まずはFXスワップ運用について

スワップを支払わなければならない通貨ペアもある!

察しのいい人はすでに気づいたかもしれませんが、
豪ドル/円の売りなど、円(右の通貨)より高金利の通貨を売った場合は、
逆にスワップ金利を毎日支払いつづけなければなりません。

スワップ受取の時と同じように考えればわかりますが、
豪ドルを売って円を買うということは、豪ドルを借りてくることになりますから、
豪ドルの金利を支払わなければなりません。

円の金利は受け取ることができますが、
受取の方が小さくなるので、このケースでは毎日スワップ金利の支払いが発生します。

実際の業者には買いスワップ、売りスワップのように表にして、
以下のように掲載されています。

外為どっとコムのスワップ一覧表

*2009年12月22日時点の外為どっとコムのスワップ金利です。

それぞれ、1万通貨を1日保有した場合のスワップ金利になります。

外為どっとコムの場合は、
買Swapと売Swapで表記されています。

現状の円の金利を考えると、売りをやると、
ほぼ全通貨に対してスワップを支払わなければなりません。

スワップを支払うということは、
長く持てば持つほど金利が含み損になってきます。

そして、ここからは難しいかもしれませんので、
参考程度にさらっと読んでおいてほしいのですが、
スワップ運用をする場合は基本的には、スワップが受け取りになる通貨しか保有しません。

しかし、スワップ支払いになる通貨ペアというのは、
スワップ受け取りになる通貨ペアと為替レートの動きが逆になるケースが多いです。

たとえば、

豪ドル/円の買い→スワップ受け取り
NZドル/円の売り→スワップ支払い

となりますが、豪ドル/円とNZドル/円というのは、
非常によく似た動きをします。

ですので、豪ドル/円の買いとNZドル/円の売りをやっておけば、
為替変動がヘッジできるという理屈です。

・・・・・・

まあ、まだちょっと難しいですよね、、(汗)

こういった理屈から、
スワップ派でも、スワップ支払いの通貨ペアを持つケースはありますが、
基本的に為替バカはスワップ受け取りの通貨ペアしか保有しないタイプで、
スワップ支払いの通貨ペアを保有して、
為替変動をヘッジするという意見にはあまり賛同できません。

ここらへんはまだ理解できなくても大丈夫ですので、
とりあえず、このページでは、スワップ支払いになる通貨ペアもある!ということだけ、
あたまに入れておいてもらえればと思います!