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まずはFXスワップ運用について

外貨預金とスワップ運用の比較

よく、スワップ運用は外貨預金と比べられることがあります。

実際に「FXスワップ運用ってなに?」のページを読んで、
FXのスワップ運用って外貨預金と似ているな~と思った人も多いかもしれません。

しかし、FXのスワップ運用というのは、
外貨預金と似ているようで大きく違うところも多いです。

ここではその違いについて説明したいと思います。

外貨預金とスワップ運用の大きく違うポイントとしては、
以下の4点になります。

 FXの方が圧倒的に手数料が安い
まず、FXの方が圧倒的に手数料が安いです。

某大手銀行でNZドル/円を外貨預金で取引しようとした場合、
往復(豪ドル/円を買って売った場合)なんと4円の手数料がかかります。

しかしFXの場合、現在競争の激化もあって手数料が異常に安くなり、
往復なんと2銭というような業者まであります。

1円というのは100銭のことですから、
一般的な銀行がやっている外貨預金の手数料に対し、
FXの手数料は200分の1とか、そういうレベルなのです。

短期売買をやるにしろ、スワップ運用をやるにしろ、どちらにしろ、
外貨の売買をする場合はFXでやったほうが圧倒的にお得ということですね。

 FXなら円売りや外貨/外貨の取引も可能
外貨預金は、たとえば豪ドルの買いとか、米ドルの買いというように、
円で外貨を買う=円売り外貨買いしかできませんが、
FXは円買いでも外貨/外貨の取引でもできますから、運用の選択肢の幅も圧倒的に広いです。

外貨/外貨というのは、たとえば、
英ポンド/スイスフランとかユーロ/米ドルとか、円が絡まない取引のことです。

たとえば某大手銀行の外貨預金では、
取扱通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフランの6つのみとなっています。

この場合はそれぞれの外貨を円で買うことしかできませんが、
FXならば、通貨ペアの取扱いが少ない業者であっても、
最低10通貨ほどは取り扱っています。

多いところだと150種類ほどの通貨ペアを扱っている業者もあるほどで、
そうなるとかなり運用の幅も広がってきます。

つまり、取扱い通貨が多いということは、
それだけ多くの為替変動があるということなので、
チャンスも多くなるということですね。

もちろん、運用の選択肢は多いに越したことはありません。

 FXならいつでも売買が可能
今となっては、いつでも売買可能じゃない方がおかしいと思うのですが、
基本的に外貨預金は満期まで日本円に換金することができませんので、
たとえば円安が急激に進んだので、今のうちに円に換金しておきたい!と思っても、換金することは不可能です。

思い立ったときにすぐに円に戻せることを、
「流動性が高い」といいますが、外貨預金は流動性がめちゃくちゃ低いわけです。

これも運用の自由度にかかわってきますが、
投資商品はどんなものであっても流動性が高いほうがメリットが高いわけです。

満期まで待たなければ円に戻すことができない外貨預金と、
いつでも24時間売買が可能なFXは、流動性の点でも雲泥の差があるわけですね。

 外貨預金はレバレッジ1倍の取引しかできない!
レバレッジというのは直訳すると「てこ」という意味です。

たとえば、今米ドルが90円として、
1万ドルを買うには、外貨預金だと90万円必要です。

90万円相当の外貨を90万円で買った場合、
レバレッジ1倍となります。

しかし、FXだと、業者にもよりますが、
レバレッジ25倍まで可能!なんて業者もありますから、
1万ドルを買うのに、数万円からでも取引自体は可能なのです!

たとえばレバレッジ25倍で、1ドル90円のときに1万ドルを買おうと思えば、、

90万円÷25=3万6千円

3万6千円のお金で取引は可能なのです。

当然レバレッジを上げるとリスクも高くなりますから、
高けりゃいいというものでは決してありませんが、
これも運用をする上での自由度という観点から考えると、
レバレッジをかけれないよりもかけれた方が有利なのは確かです。

そしてレバレッジは25倍まで可能というだけであって、
別にレバレッジ1.1倍でもいいわけです。

そうなると、1万ドルを買うのに90万円必要だけど、
どうしても88万円しか捻出できなかった!という場合でも、
外貨預金ならば取引はできませんが、FXならばできるのです。

こう考えるとやっぱり自由度の高いFXの方がメリットがありますよね?

ただ、レバレッジについては、「スワップ運用をする前の心得」のところで詳しく説明しますが、
スワップ運用をする場合、為替バカの考えでは高くとも2倍くらいまでにおさえた方がいいと思っています。


と、パッと思いつくだけで、
FXの方に圧倒的なアドバンテージがありますので、
金利狙いのスワップ運用をするにしろ、短期売買をするにしろ、
外貨預金ではなくFXをやった方がお得だというのは間違いありません。

外貨預金なんか銀行が儲かるだけの投資商品ですから、
もしこのページを読んでいる人で外貨預金をやっている人は、
今すぐやめてFXに乗り換えるべきだと思います。

最後に、簡単にFXと外貨預金の比較表を掲載しておきます。

外貨預金 FX
取扱金融機関 銀行 証券会社、FX業者
最低投資金額 1000円程度 1000円程度
為替手数料(米ドル/円往復) 2円 0銭~
取扱通貨数 10以下 多いところで約150ほど
流動性 低い 高い
レバレッジ 1倍 最大25倍
リスク 為替差損と流動性の低さ 為替差損と自分の運用リスク