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スワップ運用をする前の心得

2国間の金利差の逆転に注意!

2国間の金利差の逆転について説明する前に、
まず、前提知識から説明しなければなりません。

「FXスワップ運用ってなに?」では、
2国間の金利差によって利益を得るのがスワップ運用であるということを説明しました。

たとえば現在の豪ドルの金利が3.75%、日本円の金利が0.1%だとした場合に、
豪ドル/円の買いをやれば、年間3.65%の金利を享受することができると説明したと思います。

しかし、もし、豪ドルの金利が0.1%になってしまって、
日本円の金利が3.75%になってしまったらどうなるのでしょうか?

当然この場合に豪ドル/円の買いをやっていた場合は、
逆に年間3.65%金利を支払わなければなりません。

この場合豪ドル/円の売りをやらなければ金利を受け取ることはできません。

スワップ運用では金利を獲得するために、
必ず高金利通貨を買い、低金利通貨を売らなければならないのです。

そして、ここからが本題です。

まず大前提として、スワップ運用というのは長期投資です。

ですので、今現在豪ドル/円の買いをやれば、
年利3.65%を狙えるとします。

しかし、これは1年後も同じとは限りません。

ひょっとしたらもらえる金利が4.65%に増えているかもしれませんし、
逆に2.65%に減っているかもしれないのです。

そして、オーストラリアと日本の政策金利が逆転してしまった場合、
そのまま豪ドル/円の買いポジションを持ち続けると、
金利を支払わなければならないケースもありえるのです。

そういったことも考慮に入れて、その通貨ペアの過去の金利を調べて、
今までに金利差の逆転が無かったかどうか?ということも調べておく必要があります。

特にアメリカなどは金利変動の激しい国ですが、
過去5年、10年にわたって、一貫して金利差があるような通貨ペアであれば、
これからも金利差は発生し続けると統計学的には見ることができます。

1996年以降の主要国の政策金利の推移は、
「政策金利推移表」に掲載しています。