では、FXではどうなったら儲かるのでしょうか？

為替差益とスワップ益の2種類があります。

為替差益

たとえば1ドル115円で買ったあとに、
どんどん円安が進んで120円になった場合、
もし1万ドル買っていれば、

120円−115円＝5円

なので、

5円×1万＝5万円

5万円の利益が出ることになります。

厳密にはここから手数料と税金を引いたものになりますが、
抜け幅10銭としても、4.9円×1万＝4万9000円となります。

税金に関しては儲かるようになってから考慮しても遅くありませんので、
今の段階では、利益の15%と思っておきましょう。

ですので、

4万9000円×（100%−15%）＝4万1650円

ということになります。

もし買いではなく、1ドル115円で売りから入った場合は、
当然ですが、円高にならないと為替差益は発生しません！

ちょっと細かい計算になってしまいましたが、
要は買ったあとにその通貨が上がるか、
売ったあとにその通貨が下がると利益（為替差益）が出ます。

スワップ益

スワップ金利については「スワップってなに？」で詳しく説明しているので、
ここでは割愛しますが、要は、外貨を買うことによってもらえる金利のことです。

ご存知だと思いますが、外国のお金は金利が5%なんて珍しいことではありません。

この金利（スワップ金利）も利益の1つになります。

たとえば、米ドルを1万通貨買った場合、
2007年7月現在、だいたい1日に160円前後の金利がもらえます。

休日でも関係なく365日もらえるので、
長く持てば持つほどどんどん利益が蓄積されていきます。

ただ、少し注意しなければならないのは、
基本的にスワップ益より為替差益の方が効いてくるため、
数ヶ月かけて貯めたスワップ益が、1日の為替差損で吹っ飛ぶということもあります。

トレードに本当に自信がある人は、スワップ狙いではなく、
為替差益を重視した運用をする方がベターですね（笑）

しかし、それがなんとも難しいと気づいた為替バカは、
スワップ狙いの戦略をとっています！

この辺りのことについては、
また詳しく書かせてもらいます！