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スワップ派の業者の選び方まず、長期目線で信頼性の高い業者を選ぼう!
まずスワップ運用をする上で認識しておいてほしいのは、
多くの場合数年スパンの投資になりますので、
安定性・信頼性を重視して業者を選ばなければならないということです。
基本的にどんな運用スタイルであっても、
安定性・信頼性は必須なのですが、
長期的に同じポジション(持ち高)を保有し続けるスワップ運用をするのであれば、
業者が潰れない、最悪潰れたとしてもお金は返してくれるというのは必須です。
ここでは安定した業者を見分けるポイントを紹介したいと思います。
ここで書くポイントというのは、当サイトでは全て満たしているもののみ紹介していますので、
基本的には自分で調べることはしなくてもいいですが、一応参考程度に読んでおいてください。
以下重要と思う順番に挙げてみます。
最重要!金融庁に登録されているか? |
そのFX業者が金融庁に許可、登録を受けているかどうかという点です。
現在、金融庁に登録されていない会社が、
FX業者をやるのは違法となっています。
ですので、まず金融庁に登録されている業者かどうか?
ということが最も重要なポイントになると思います。
たまに、登録申請中と書いてある業者もありますが、
FX業者は沢山あるのですから、
わざわざそんなところで取引をするメリットは全くありません。
登録されているかどうかは、金融庁のHPで確認できます。
金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html
上記ページの真中あたりに、
「金融商品取引業者」というPDFファイルがあると思います。
このPDFファイルの「業務の種別」の「第一種」の欄に○がついている業者が、
FX業者として金融庁に認められている業者、ということになります。
数が多いので、PDFファイルの検索機能を使って、
調べたい業者の名前を検索してみましょう。
ここにリストアップされている企業が、
金融庁に登録されている業者、ということになります。
勧誘しない業者か? |
厳密には、こちらから勧誘を要請した場合を除いては、違法となっています。
ですので、もしこちらから何も行っていないのに勧誘してくるようでしたら、
絶対にその業者は避けた方がいいでしょう。
仮にその勧誘自体でお客に損害を与えていないとしても、
それが摘発されればその業者は財務局から業務停止命令が出て取引ができなくなります。
そうなると、それが迷惑ですので、
やはり害はないと思っても勧誘してくる業者は絶対に避けるべきです。
信託保全をやっているか? |
簡単に言えば、万が一そのFX業者に何かあって倒産などに追い込まれたときに、
自分の預けていたお金が返ってくるか来ないか?ということです。
もちろん信託保全をしている業者の方が、
返ってくる確率が格段に高くなります。
というか、信託保全を実施している業者は、
一応100%返ってくることになっています。
信託保全をしている業者では、
我々投資家のお金を信託銀行など、
外部の金融機関に預けて、FX業者の資産と分けて管理してくれます。
ですので、もしトレイダーズ証券の運営会社のトレイダーズ証券株式会社が倒産したとしても、
お客の資産は別で保管されているので債権者から守ることができます。
もし、スワップ重視の長期投資をしようと考えていて、
投資する通貨のカントリーリスク(国のデフォルトリスクなど)を考慮するのであれば、
FX業者の倒産リスクや、自分の資産が保全されるのかどうかも、
同じくらい考慮するのが筋だと、為替バカは考えています。
一昔前までは信託保全を実施していないFX業者も結構ありましたが、
今では完全信託保全が義務付けられているので、
どの業者に口座を開設しても信託保全はしてくれています!
自己資本規制比率が120%を大きく上回っているか? |
なんだか難しい印象を受けるかもしれません。
しかし、各業者のサイトにすでに計算された数字が掲載されていますので、
その数字が120%をどれくらい上回っているかを確認するだけでOKです。
そもそも自己資本規制比率とはなにかというと、
証券会社やFX業者などが健全性を保つために設けられた規制で、
金融先物取引法では、120%を上回るように義務付けられています。
自己資本規制比率は以下の式で算出されます。
自己資本規制比率=固定化されていない自己資本÷リスク相当額×100
固定化されていない自己資本とかリスク相当額とか、
イメージが沸きにくい言葉が出てきましたので、
面倒な人は上記の式は忘れてもらって、
以下の事を覚えておいてください。
・140%を下回ると金融庁への届け出が必要。
・120%を下回ると、顧客に対して新たに口座開設をしてはいけない。
・100%を下回ると、3ヶ月以下の営業停止もしくは、登録取り消しになる。
我々にとって重要なのは、下2つです。
120%は上回るように義務付けられていますから、
このラインが重要です。
120%を大きく上回っていれば、問題ありません。
これは毎年3月、6月、9月、12月に算出され、結構変動しますので、
「少しでも高い業者にした方が絶対に安全だ!」
というような固執はしなくてもよいと思います。
また、まれに自己資本規制比率を自社サイトに掲載していない業者がありますが、
こういった業者は、その時点であまり良心的とはいえません。
本来自己資本規制比率が高ければそれは他社に対するアドバンテージとなるはずですから、
自己資本規制比率を掲載していない業者というのは、
だいたいかなり低いことが多いです。
また、近年多いのは、この自己資本規制比率を偽っている業者です。
これに関しては我々個人投資家はほとんど見分けることができませんので、
これ以外の指標を見て判断するか、
そのFX業者が有名企業の子会社とか、上場しているとか、
そういった指標ともあわせて判断しなければなりません。
雰囲気的に怪しい業者というのはやめた方がいいでしょうね。
余談ですが、為替バカが以前口座開設をした某FX業者では、
口座開設時に送られてくる資料がものすごくタバコ臭い業者がありました(笑)
まあ、当然それだけでは判断できませんが、
あまりいい印象はないですよね?
FX業者はたくさんあるのですから、
たとえ少しであっても、わざわざあやしいところで取引する理由なんてひとつも無いわけです。
そういったところにも一応アンテナは張っておくようにした方がいいですね。
以上が安心して取引できる業者かどうかを判別するための項目でした。
最初の2つを満たしていない業者は違法な業者ということで論外、
残り3つを満たしていない業者は違法ではないのですが、
絶対に避けるようにした方が無難ということになります。
スワップ運用をするための業者を選ぶ場合、
これらの条件を満たす業者の中から、
スワップ金利の高い業者、手数料の安いサービスの充実した業者を選ぶ、
というのが賢いやりかただと思います。
少しでも不安を感じたら、
上記のような観点から考えてみるとよいでしょう。
また、このサイトでは、
上記4つのポイントをFX業者紹介ページに明記していますので、
参考にしてもらえればと思います。
ちなみに当サイトで紹介している業者では、
全業者が上記の条件をクリアしているので安心してもらって大丈夫だと思います。